全人類に読んでほしい素晴らしすぎるSARS-COVID19 のワクチン記事

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タイトルが全てです。一部で話題沸騰のこの記事ですが、マジで面白くて良い記事なので、みんな読んでください。日本語訳もあります(リンク先から選択できます)。ファイザーモデルナワクチンについて、この記事より良い記事はないかと思います。

この記事を読むまでは、Lipid nanoparticle(油の膜)で包んだただのRNAがワクチンになるのwマジでw ならシークエンスで構造解析したらどんなウイルスにも対応できんじゃんw

とか思っていました(というか、Lipid nanoparticleの構造と包み方に秘密があるのだと思っていました)。が、実はただのRNAじゃなかった。人類マジで凄い。

サマリーは

The CAP to make sure the RNA looks like regular mRNA

A known successful and optimized 5’ untranslated region (UTR)

A codon optimized signal peptide to send the Spike protein to the right place (copied 100% from the original virus)

A codon optimized version of the original spike, with two ‘Proline’ substitutions to make sure the protein appears in the right form

A known successful and optimized 3’ untranslated region

A slightly mysterious poly-A tail with an unexplained ‘linker’ in there

The codon optimization adds a lot of G and C to the mRNA. Meanwhile, using Ψ (1-methyl-3’-pseudouridylyl) instead of U helps evade our immune system, so the mRNA stays around long enough so we can actually help train the immune system.

となります。どれもRNA自体に対する凄い工夫なのですが、特に感心したのは以下の2点です。

一つ目はA known successful and optimized 5’ untranslated region (UTR)です。この工夫は素晴らしい。U を 1-methyl-3’-pseudouridylyl に変更すると、免疫系を回避するという事実を恥ずかしながら知らなかった。本文中に述べられているようにこれはノーベル賞級の発見です。がん免疫療法等にも応用できるかも。本当に凄い。

A codon optimized version of the original spike, with two ‘Proline’ substitutions to make sure the protein appears in the right formというの芸コマだけど素晴らしい。これは特定のアミノ酸を置換すると、スパイクの立体構造が、より安定するという工夫なのですが、よく気づいたな!という感じ。

一方同義コドンなら、GC含有率が高い方が翻訳スピードが早いので変更というのは翻訳スピードで立体構造が可能性が指摘されているので(これは確かにイメージ的な直感と合っている。逆にいうと、同じアミノ酸の鎖でもコドンの違いで立体構造を指定している可能性もある。本当に面白い)、よいんかな?と思ってしまう。

全体の感想として基礎科学の勝利だなと思いました。一見何の役に立つのかわからない(多分発見者本人もぼんやりとした方向性しかわかっていなかったはず)、基礎科学の知識が集合してすげーもんができていく様子は感動的ですらあります。やっぱり、すぐに役に立ちそうなことばっかりやっていてはダメなんだなと改めて思いました。

この記事を読んで1.5倍位(当社比)、ワクチンを打ちたくなりました。暗いニュースが多いですが、希望は確かにあるので頑張りましょー

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