ネアンデルタール人由来のDNAとCOVID-19 感染に与える影響

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とても面白い記事が上がっていたので紹介。

もと論文は以下の2つ

まず、1つ目の Natureの論文を超雑にまとめると、SARS-COVID19感染症に対してのrisk locus(遺伝子の特定の部位のvariationで、特にこの変異があるとこの病気に対するリスクが高くなりなるよーとされているもの)が既にいくつか指摘されている。この中で染色体3番上の変異は感染時にサイトカインストームを起こしてしまう。この変異がネアンデルタール人由来っぽいよという話。

2つ目のPINASの論文は同じく染色体12番上のvariationがネアンデルタール人由来でこちらのvariationは逆にSARS-COVID19にかかりにくくするものなのでは?という話。

それぞれの論文に地域別にこのVariationの浸透率が図示されているのだけれど、興味深いものになっている。

また、染色体3番上のvariationも単純に欠点というわけではなくて、このvariationだとコレラに強い可能性が示唆されている。(バイオの皆様はマラリアと鎌状赤血球症が頭に浮かんだものと思われる)。

何の役に立つのかわからない古代人DNA解析(けれど最高に面白い)が意外なところで役に立っているよねという面白い研究でした。ちなみに、古代人DNA解析については以下の交雑する人類が死ぬほど面白いので、興味のある人はぜひ読んでください。俺が読んだサイエンス本の中でも間違いなくTOP10 に入ります。サイモンシンの暗号解読とかと同じレベルです。

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