今日はさらに早く目が覚め起きたのは5時30分。しばし、瞑想。
その後軽い運動。
講義の最終日。この道を通学するのも今日が最後。
前半は復習を行ったのちに、チベット仏教の在家信者になりますという儀式を略式で行った。
新しく学んだのは以下
5つの戒律をチベット仏教信者は守らなくてはならない
* 不殺生戒(ふせっしょうかい)
* 不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
* 不邪婬戒(ふじゃいんかい)
* 不妄語戒(ふもうごかい)
* 不飲酒戒(ふおんじゅかい)
面白かったのが、これについてのダライ・ラマ法王の見解。昔凄く良い信者さんがいたのだけど、不飲酒戒だけがどうしても守れないと嘆いていたらしい。
法王的な見解としては「酔っ払らわない程度(酔っ払って悪いことをしない程度)なら良いですよ」とのことだった。それで良いんだw
修行の段階としては
不徳をやめる
疎なレベルの自我を滅する
煩悩の残り香を滅する
一切地の境地へ
らしい。
自我については少し難しい。大事なのは主観も対象物どちらも自我がないことを認めることみたい。これが無我ということなのかな?
各菩薩ごとにマントラがあるみたい。今度調べよう。
後半は時間が無かったみたいで、超駆け足でフィニッシュ。マジでテキスト読んでるだけだった。法王自身もテキスト以外のことで話したいことがあるみたいだったが、急ぐのであっやめときますと言っていた。ちなみにチベット語の発音の問題でやたら、any, any, anyと言っているように聞こえたw
あと若さの秘訣は修行と早起き(2時30分らしいww)
2日後の朝7時30分に集まると法王と記念写真が撮れるようだが、さすがにタイミングがギリギリすぎるので断念(日本行きへの便に乗り遅れる可能性がある。特にダラムサラの飛行機はプロペラ機で欠航が多いみたい)ここは本当に残念だった。
また、ダラムサラに来よう。
ずっと一般席で聞いていたのだが、日本人席の近くで翻訳を担当されていたのが多分リンチェン,マリア 日本名・鴨居真理さんっぽい。もっとこの方に話しかければよかったなとここは若干後悔。
法王のお話を凄く分かりやすかった。というのも仏教の難解な概念を理解された上でそのエッセンスをお話ししてくれるから。凄く頭の良い方なんだと思う。そりゃラナだしな。というか、当時のチベットで一番頭の良い子を選んでるから。今の時代、他の国で頭の良い人が僧になることはあんまないだろうし。多分一般的な仏教の話が意味不明なのは多分話してる方も理解していないことが多いからと思われる。
密教のエッセンスは
中核は空の理解と菩提心
テキストというか、仏教書はこの理解のためにいろんな人が書いた解説書みたいな位置づけ。
大事なテキストはナーガールジュナ(龍樹https://ja.wikipedia.org/wiki/龍樹)の中論っぽい。法王の解説書(https://www.amazon.co.jp/ダライ・ラマの「中論」講義―第18・24・26章-ダライラマ14世テンジンギャツォ/dp/4804330704/ref=sr_1_7ie=UTF8&qid=1475765052&sr=8-7&keywords=中論)
空の理解のkeywordは縁起。
煩悩にありがちなパターンは無常なものを永遠だと捉えること。そして、不浄なものを清浄であると捉えること。
特に無常ということは、自我を滅するということに根本的には繋がっているっぽい。
凄く面白かった。帰ったらまた勉強してみよう。
昼間はfour seasen coffeでティンクパを食べて(きしめんスープ、ワンタンスープみたいなやつ。チベット料理でお気に入り。)ヨガを。
さらにちょっとポーズが上手くなった気がする。
先生が強調されていたのは、ヨギとヨガの先生は違うよ〜ってこと。ヨギは繋がっている人。言い換えるなら、ヨガをやらなくてもヨギにはなれるのはではないかと思う。多分ヨギになるには色んなアプローチがある。
さらにtibet worldの方に勧められてfolk showを見る。チベットの歴史も教えてくれた。元々チベットには3つの大きな地域があるみたい。ここで気づいたのがここダラムサラはチベットではないということ。ただ、俺が歩いて回った限りでは、ラサよりもよっぽどチベット文化の香りがする。ラサにはポタラ宮もあったし、お寺もあったが僧侶はほぼいなかったように思う。「ガワ」があっただけで、cultureは大分失われていた。cluture,ミームを伝えるのは人なんだなと改めて理解した。
自分の生まれた地域を離れ、異国の地でしか自分の文化を伝えられないのは、どんな気持ちだろうか。そして、なぜチベットの音楽を聴くとどこか懐かしくて悲しくなるのだろうか?