ウイルスって何がしたいの? -病気のことぜんぜんわからない第2回-

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早くコロナの話しろや!とややギレ気味の人もいるかもしれませんか突然ですが生物の目的はなんでしょうか?3秒くらい考えてみてください。

答えはずばり増えることです。多分…

これもこれで、本当かどうか怪しいのですがどうも「増えること」が生物の目的関数だと考えると色々なモデルがうまい具合に動くので、多分そうなんだろうなーとバイオ系の大多数の人たちは思ってます。これをきっちり証明することは無茶苦茶難しいと思います。多分哲学の領域に足を突っ込む羽目になります。

以降は生物の目的は増えることだとして、話を進めていきます。また、ウイルスは1935年に電子顕微鏡で確認されて以来は

オメーは生物なのか!無機物なのか!はっきりしろや!
と各方面から詰められていますが、話がややこしくなりそうなのでとりあえず、生物として話を進めていきます。

発見された時から生物なのか、無生物なのか詰められ続けているカレ。優柔不断なのは良くありません。
個人的には昔は無生物だと思っていましたが、最近は生物かなーと思っています。人間の気持ちは移ろいやすいものです(しみじみ)。
多分一生この論争に決着はつきません。

この増えることが目的として、生物は様々戦略をとります。
すげーマクロな目で見れば、美味しい実を実らせて動物に食べてもらって種をばら撒くとか、不倫とかも増えるための戦略です。

ただ、色んな「増える」戦略に共通する戦略を一言で抽象化すると

なんとかして生態系に入れてもらう

になると思います。
実は、殆どの生物もその生物単体では生きていけません。動物は食べる草がないと生きていけないし、植物は種を運んでくれる動物がいないと遠くにいけないと厳しいです。人間なんかはその極地。植物や、動物を食べていかないと増えることはできません。

少しイメージしにくいですが、これはミクロな世界でも同じでも同じです。たとえば、人間と細菌とウイルスの間にもこの関係が成立します。
このミクロにも生態系の輪が成立しているという話は最近のトピックスだったりします。
皆さんもちょっと前に腸内細菌叢が話題になっていたのは覚えていらっしゃると思います。どうも、人間の体に必要な栄養素や伝達物質の作成を腸内細菌がやっているみたいなのです(リンク先はIFが高くはないですが、Freeeで読めて引用数もそこそなんで引きました)。
この細菌叢は腸に限らず、皮膚なんかにも認められていて、何らかの役割があるのでは?と疑われています。

細菌なだけに最近株を上げている腸内の彼ら。実は結構大事なことをやってるみたいです。


じゃ、ウイルスは?というとヤツらは微妙です。よくわかりません。ただ、ウイルスはカプセルと遺伝子だけの超シンプル構造なので、何かを生産するとかはやってないと考えられます。

wikipediaより図を引用。超簡単に言うとウイルスは殻と遺伝子だけのウルトラシンプル構造です。殻!遺伝子!それ以外は何も持たない!少し前に流行ったミニマリストも裸足で逃げ出すレベル。


が、ヤツら(の一部)は宿主の遺伝子を組み換えるという特殊能力を持っています。ので、大きな意味では進化に寄与していると考えられます。それ以外の寄与の可能性はありますが、まだ明確な証拠はありません(俺の知る限り)。今後の研究に期待です。

人間が環境を提供し、提供された環境に住む細菌が役に立つものが生産を行い、ウイルスが遺伝子を組み替えたりしてる。こんな輪が成立しているのです(余談になりますがミクロでも、マクロでも似たような輪が成立してる。すげー面白いです。多分星レベルとかでもそうです。フラクタルだなーとおもいます。)

つまり、人間は個体であると同時に様々な微生物(含むウイルス、細菌、もしかしたら寄生虫も)が作り出す生態系でもあるわけです。

ので、
ウイルス=悪
細菌=悪
寄生虫=悪
では、ないわけです。

今回大事なことをまとめると

ウイルスを含んだ生物の生き物の目的は増えること(多分)
そして生物は増えるため(生存するため)には生態系に入ることが必要。

この理解は以降超大事になります。というわけで、次回に続きます。

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